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夏は麺類が良いですね [食べ物]

お蕎麦のことは以前書きましたが、暑くなってお蕎麦を選んでたべることも増えてきました。

家で食べるのは、いつも東京かじのの二八そばです。この乾麺はちゃんと蕎麦湯がとれるのが良い。ざるそばのほかに、納豆おろしそば、下にレタスをひいたり、水菜で彩りを添えたりします。海苔はあまりのせませんが、胡麻や七味でいただきます。

たまにきばって鴨南蛮をいただくこともあります。添える白ネギをオーブントースターで焼いてる間に、スライスした合鴨を酒でゆでて臭みを飛ばし、蕎麦つゆに移してさっと煮て、暖かい汁でいただきます。

七味は毎年正月の初詣で香取神宮で買ってきて、冷凍保存・・・それでも香りは飛んでしまいますが、縁起もので。

そうめんもよく食べます。三輪そうめんや、揖保の糸などの極細系は好みでなく、淡路島、小豆島、讃岐産などのうどんの里が作るそうめんは、太目で腰が強くとてもおいしいです。

そうめんの薬味には、大分のゆず胡椒がお好みです。これはお鍋など、色んな食べ物に合いますが、香りの繊細なそばには使いません。冷凍保存します。

うどんも大好きなんですけどね、家族があまり喜んでくれないのであまり打たなくなってしまいました。そばに比べれば、出来上がりがあまり原料に影響されず、日清製粉のうどん粉で十分おいしいうどんが打てます。

いずれも水にさらすときの違いに注意しましょう。そばは冷水の中で泳がして締める程度、すぎるとどんどん蕎麦が栄養とともに流れ出てしまいます。うどんは表面のぬめりを取るために、表面が一皮むける程度にざるで洗います。そうめんは、表面に油が残らないように念入りにごしごしが基本です。

おはしと、ナイフ・フォーク [食べ物]

どうも韓国料理で出てくるステンレスのお箸が苦手です。

口に触れるお箸が金属であることに抵抗を感じるのは私だけでしょうか。金属の冷たさ、あと、そこから感じる電気的な感触があり、せっかくの食べ物の味を壊してしまいそうで、できることなら割りばしか普通のお箸をお願いしてしまいます。

中華料理で出てくるプラスティックのお箸はまだましですが、あのつるつる感は麺類をすするときにちょっと苦労します。

以前はラーメン、そうめん、うどんそばを食べるには必ず割りばしでないと我慢できませんでした。いまではエコブームもあり、滑りにくい箸も増えたので、苦にならなくなってきましたけど。

ところでたまにお箸でスパゲティを食べさせてくれるレストランがありますが、あれはいけません。スパゲティの五右衛門は大好きで、よく行くお店ですが、私は必ずフォークを出してもらいます。お箸でラーメンやそばを食べるのも、フォークでスパゲティを食べるのも、その食べ物を味わう一部だと思うんですよね。ラーメンや蕎麦は麺をすすって、つゆと麺の香りを、一緒に口と鼻で味あわないとおいしくありません。でもスパゲティは箸ですすって食べるものではないと思うんです。五右衛門でもあちらこちらからあの「ず・ず・ず」という麺をすする音が聞こえますが、これではスパゲティのおいしさを十分に味わえないと思うんです。フォークに絡めて、口の中でむしゃむしゃ食べるのがスパゲティだと思います。

外国人には「ず・ず・ず」というのに抵抗があり、なかなかすすることができません。でも上記のような味わい方の理論的な説明をすると、抵抗が和らぐようです。でも外国に行った時には、できれば音を出さないで食べるほうが、相手や周囲の人に不快感を与えないで済みます。

さて、金属のお箸はだめで、フォークは許せるのか、自分でもよく整理がついていません。今日もスパゲティを食べてみて考えたんですが、基本的にフォークは食べ物を運んでも、口に触る前に出しちゃうんですよね・・・言いわけです。

私もうちの子供たちも、比較的ナイフフォークを使うのは上手です。昔からパンの朝食を食べる時にはナイフフォークで食べるようにしていて、これは手が汚れないこと、パンをちぎったりしないので、パン屑が飛び散らないという点が優れています。いつもそうしていると、器用に使えるようになります。

さてアジア、インドなどまだ手で食べる習慣のところもありますね。インドから帰ってくると、みんな手でカレーとライスやナンを右手でこねくり回して食べますが、私もインドカレーは同じように片手で食べるようにしています。手で食べるのも味のうちと言いますが、ほんとそう思います。

恐るべきさぬきうどんとは [食べ物]

「恐るべきさぬきうどん」という本があり、1990年代讃岐うどんブームを起こしました。私がこの本を読んだのは2000年ころだったから、だいぶ遅かったんですけどね。

その衝撃たるや、恐るべきもので、たかがうどん、されどうどんが私の心奥深く、とても大きな存在となってしまいました。その昔、やはりラーメンに目覚めるきっかけになった、「ベストオブラーメン」、それ以上の衝撃がありましたね。

しかしながら、ラーメンでは全国あらゆるところを食べ歩きましたが、まだ私は讃岐うどんを食べたことがないのです。子供のころ讃岐をひとり旅したことがありますが、その時もうどんを食べた記憶がありません。讃岐に近いところで食べたのは、せいぜい愛媛県の西条市くらいまででしょうか。

以前から蕎麦うちをしていたので、うどんをうつことはそれほど難しいことでなく、今でも気が向くと作りますが、讃岐うどんのおいしさの話を読み聞きすると、自分の作るうどんがどんなにおいしくても、やはり讃岐うどんを語ることができません。

近所の店で食べるうどん、家庭のうどんを革命的に変えた加ト吉の冷凍うどんなど、自分の知る限りどんなうどんより自分の手打ちが美味い自信がありますが、いかんせん本場を食べずして語れません。それはきっと自分が知らない世界で、レベルが全然違うであろうころは想像できます。

いつかきっと讃岐うどん旅をして見たいものだと、夢見ている次第です。

食材と調味料 その2 [食べ物]

食べ物には食べごろがあります。

前の記事で書いたように、とったばかりのサザエより、しばらく置いたもの、カワハギは取れたらすぐ、タイは翌日、牛肉は…等々。

活け魚などは、魚にもよりますが、生かしいておけば新鮮かと言うとそうでもないようです。

海のエキスパートの年老いた親父が言ってましたが、野菜は魚よりあしが速いそうです。野菜は畑から取ってきてすぐ食えと。これも全部ではないでしょうが。

さて今日は調味料の話がしたかったんです。

調味料も質のいいものを使うと、素材をこねくり回さなくても、簡単においしく料理できます。

醤油と言えば、もう多くの人がその重要性に気付き、大手のキッコーM、ヒガシMとか、ヤマSなどの工業製品よりも、昔ながら作られている地醤油がおいしいことに気づいていますよね。特選XXとか言っても、私からすると色付け塩水です。煮物やつゆを作ってみるとびっくりするほどよくわかります。

「醤油は日本の料理をダメにした元凶だ、完全調味料であるために、人が料理に努力しなくなった」と言われます。確かに、醤油には塩味をつける、香り、旨み、色(?)、そして臭みを飛ばす機能などがあります。だから日本人は刺身を食べるんですよ、醤油のない刺身なんて考えられないでしょう?あと、肉料理の獣臭さなども、ひとふりです。

塩やお酢、みりんなどもちゃんとしたものを使えば、素材の持っている美味さを引き出し、化学調味料の助けがいらなくなります。値段や宣伝だけでなく、いろいろ調べて、良い物を使いたいものです。

化学調味料の是非はいろいろ言われていますが、ここでは語らないでおきましょう。少なくとも我が家では、必要ない化学物質です。

食材と調味料 その1 [食べ物]

料理で大事なのは、材料と調味料。レシペはその次だと思います。材料と調味料が良ければ、料理に手がかからなくなる。シンプルになる。

都会のスーパーに並んでいる食べ物は、とれた日なんてほとんどだれも考えないでしょう。買う前に、魚を食べに行くときにもそうですが、数日間の天気で、いつその魚が獲れたものかを想像しながら買う人などほとんどいないでしょう。田舎の良心的なお店では、海が荒れて魚があがらないと店を閉めるところもあります。
幸か不幸か私は都会のスーパーで魚が買えなくなってしまいました。何度買っても高くてまずい。そのせいで我が家では刺身が出ないから、うちの子供は刺身を食べません。肉が好きなのは、安上がりな親孝行?

地方に行くと観光市場のようなところが多いですね。どこもどうしようもなく質の悪いものを、さも新鮮そうに見せて売っています。そして高い。
漁師が言うには、「良い物(高く売れるモノ)は築地に行く、目の効かない観光客向けにはクズしか残さない」。
焼き物でも同じような話を聞いたことがあります。「産地に行っても失敗作しか残っていない。買うんであれば都会の百貨店で買え」と。
地方に行って買うんであれば、入って食べるにしても、地元の人が行く店にするのが良いですね。まだ地元の人が利用するスーパーのほうがいい。舌の肥えた地元の人と勝負するには、スーパーと言えど良い物を置かないと買ってもらえないからです。

私は地方出張のとき、かばんに地醤油のミニボトルが入れてあり、ホテルの部屋で刺身をつつきながら、白ワインを飲むのも楽しみのひとつでです。

北大路魯山人と言う有名な食通、料理人、焼物師がいました。彼にかかると本場一流フランス料理もかわいそうなもので、こっぴどくけなされています。価値観の違いはありますが、実は私も同感です。中国料理もいけませんね、とくに器が何でもかんでも同じ色合い(ほとんどどこでも真っ白)、材料は千差万別でも、調理方法がなんか画一的です。
いずれも材料の価値が置き去りになって、調理方法に重きが置かれているような気がします。

ところで田舎に帰ると、料理の下ごしらえ、とくに魚をさばくのは庭先でやっています。最近になってやっとその理由が分かって、私も魚はどんなに寒くても庭先でやるようになりました。キッチンが汚れる、家の中が生臭くなるなどいくつか理由がありますが、一番なのは暖かい部屋の中で調理すると、魚がまずくなるから(私はさばくのがへたくそなんで、時間がかかるから余計体温が移ってしまう)です。

美味い物を食べるのも大変です。

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カワハギ [食べ物]

きょうはカワハギの話

18歳で東京に出てきて、田舎の味を再現してみようとトライしたものに、カワハギの味噌汁がある。これは好物のひとつで、カワハギのダシと、汁の上にぽつぽつと浮かんだあぶらが食欲をそそる味噌汁を作ってみた。ところが、美味くないのである。なぜか考えてみたのだが、結論は鮮度が悪いからであった。

時間がたって、関東ではカワハギの釣り船が出ることを知り、カワハギの人気が高く、刺身で食べることも覚えた。これは私の田舎ではない発見だった。

その知識を田舎に持ち帰り、年取った両親も、カワハギのおいしさを知ることになる。夏場の防波堤での五目釣りは、もっぱらカワハギが目的になった。都会と違い、防波堤の釣りは大変だ(防波堤に限らないが)。船での30秒ルール(仕掛けを海に落として30秒以上あたりがない場合は、エサがない)どころではない、目に見えて、黒々とまとわりつく外道どもを抜けて、その下にいるカワハギを狙わなければならない。チヌやカサゴなど、何でも釣れるが、こいつらは釣れたらかごに放り込んでおき、カワハギさまのときだけは、わざわざ船に戻り、いけすに泳がせる。
釣り終えて家路を目指すとき、「あとはたのんだから」と言って、カワハギさまだけを先に持ち帰り、薄造りを肝に絡めていただく・・・至福のひと時。もちろん日本酒をひっかけながら。

このくらいケアした鮮度勝負のカワハギは、フグに勝り劣らず、美味い。あしがはやいから、ほとんどの人がそのうまさを知らないのだろう。



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魚好み [食べ物]

サンマは目黒に限る・・・と、お殿様が言ってから、サンマは目黒の名物に。

地域によって好まれる魚の種類が違います。サンマを例に挙げると、私が30年以上前にあとにした、山陰では、サンマは食べませんでした。漁師が獲れたサンマを船の上から捨てていたのを思い出します。
東京に出てきて初めてサンマを食べ、こんなにおいしい魚だったとは、まさに目黒のサンマ?

でもこれにはからくりが、日本海側のサンマは太平洋側のように脂がのらず、おいしくありません。日本海側ではまずいサンマを食べる必要はなく、ほかにおいしい魚がたくさんあります。
今でこそ流通が発達し、山陰地方のスーパーでもサンマを見るようになりました。

以前富山に行った時、街中の定食屋で「サンマの塩焼き定食」を食べたことがあります。なんとサンマには切れ目が入れられ、ご丁寧にワタまで取ってありました。切れ目は脂を落としてしまい、ワタは食べないにしても、その旨みが身にしみてサンマのおいしさを引き立てるというのに。

関東人気がある魚に、カワハギがありますが、この魚も私にとっては驚きの魚でした。今となっては最も好きな魚のひとつです。

逆に関東で食べなくて、山陰地方で食べるものにベラ、メジナ(グレ)などがありますね。山陰で夏場のベラは値段が上がるくらい人気があります。また冬場のグレはノリグレと呼ばれ、臭みが落ちとてもおいしい。

ヒイラギも関東では(全国的に?)食べないと聞いたことがあります。臭みがあるということですが、鮮度の問題ではないでしょうか。身離れが良く食べやすく、煮つけにするといくらでも食べられる、おいしい魚だと思うんですが。

関東で好まれる魚と言えば、マグロでしょう。マグロはもともと、西日本では一般的ではないような気がします。関東の人にとっては、マグロははれの食べ物。普段会社のカフェテリアでマグロ丼があれば、関東の方は必ず手が出ますね。

関西、大阪あたりではどうでしょう。とくにこの魚と言うのはないかもしれませんが、瀬戸内地方も含め、やはりタイの文化圏のような気がします。

四国高知は魚が豊富ですが、カツオがダントツ人気でしょう。

九州に行きますと、とくに熊本あたりではカサゴの人気が高く、カサゴ専門店などもあるくらいです。アラカブと呼ばれて親しまれています。

さて最後にまた山陰の話ですが、ブリがはれのおさかなでしょう。結婚式でもお葬式にも出てきます。正月あけのさかな屋さんでは、ハマチサイズであれば天然物が1本300円から500円で手に入ります。

人工衛星から日本海の夜は、イカ釣りの漁火で明るく見えるとか。日本海で採れたイカは最高に美味い!!私は田舎に帰るとあさからどんぶりに盛ったイカ刺しを、むさぼります。もちろんその朝に上がったものです。

ほかにもおいしい魚はたくさんありますが、また次の機会に。

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サザエの美味さ [食べ物]

サザエという貝は美味しい食べ物である。と言っても、ピンとこない人が多いかもしれませんね。

アワビほどではありませんが、比較的高くて、スーパーでは2個500円とかで売っているから、なかなか食べる機会も少なく、たくさん食べる人もいないでしょうね。

もちろんサザエは漁業資源で保護されていますから、一般の人が海で採るわけにもいきません。値段が高止まりするのは仕方ないことでしょうか。
取り締まりが厳しくなって、密漁者・・・いわばプロですよね・・・がいなくなって、一部地域ではサザエがわいているいるそうです。

私は田舎から年に何回か送ってもらって食べるんですが、一度に30個から50個送ってもらうと、むしゃむしゃ食べることができます。刺身、つぼ焼きなどポピュラーですが、私は簡単な塩ゆでが大好きです。鍋に塩を少しだけ入れて、10分ほど茹でるだけ、食べ始めると止まりません。なんたってたくさんありますから。そしてその都度「サザエってほんとに美味いなぁ」と、感心させられます。

刺身のときは、身を食べるのはもっぱら家内で、私はしっぽを好んで食べています。しっぽを肴にして飲む日本酒は最高です。これで十分。
でもちょっとコツがあり、採ったばかりのサザエのしっぽは、まだじゃりじゃりして口あたりが悪く、時間が長くたつと、しっぽの栄養で生き延びますからしぼんでやはりまずくなります。ですからいけすに海藻を入れて、1週間くらい置いたくらいがおいしくいただける条件です。そんなのスーパーの殻に入ったサザエでは分かるわけがありませんよね。ですから購入ルートが見つかれば、地方の漁師さんから直接送ってもらえれば、本当においしいサザエを食べることができるというわけ。
たぶんサザエのしっぽも、おいしいシーズンがあると思います。食べる季節で、全然味が違うんですよね。今度勉強します。

つぼ焼きは、おいしいですよね。でも醤油の焦げた味が強く出ていて、サザエの味を隠してしまうような気がします。

ところで高価なアワビはどうかというと、とりあえずこの場は私はサザエのほうがおいしい、好きだと言っておきます。確かにコリコリした食感はサザエにないものですが、味だけでみると、サザエに軍配が上がると私は思います。ですから私は泳ぐとき、面倒なのでアワビ起こしは持たないことにしています・・・あれ!?

田舎では松葉ガニ、ズワイガニがあがりますが、XX道楽のようなカニ尽くしなんて興味がありません。カニもうまさを堪能するのであれば、塩ゆでが一番だと信じています。カニをおいしく食べるにも、保管状態はとても重要で、できれば浜ゆでしたのをすぐ食べるのが理想的ですが、冷凍した物でも2カ月以内。でも最近は冷凍技術が進歩してきていて、1年中おいしく食べられるようになったそうです。そんな設備を持った所から買えばですが。

食べ物は素材がおいしければ、調理に手間がいらなくなります。

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