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入学式、親離れ [こども]

今日は子供の入学式、昨日はミニバンに荷物を積み込んで寮に引っ越しした。

15年で親元を離れるというのは、ちょっとさびしいものだ。本当はこれからもっと、どんどんさびしくなっていくのだろう。
考えてみれば自分も18で上京し、とっくに田舎より関東の生活が長くなってしまった。当時一年先に姉が都会に出て、残されていた弟も、4年後には出てしまったから、両親は一言も言わなかったが、さぞさびしい思いをしたことだろう。

最近ちょっと話した中国山地の山奥出身の同級生からは、「おれも高校進学の15で親元を離れた」とのこと、フロンティアの子供たちの親離れは早い。

私が住むニュータウン(NT)と呼ばれる地域は、ほとんどが外部から移住してきた人たち。だから地方出身者も多く、地元意識が希薄かと言うと実はそうでもなく、ここを地元にしようと意識している人が多い。地方の良い意味で、地元意識をNTに植え付けてくれている。

しかしフロンティアで構成される街は、子供たちが早ければ高校進学、大学では大半が、就職の際にはほとんどが、どこかに行ってしまう。残された親は年をとり、NTはどんどんと高齢化し、子供の数が減り、さびしくなってしまう。これがNTの宿命のような気がする。

でも子供たちにとっての古里は、生まれ育ったNTである。両親の田舎なんて、それは子供のころに遊びに行った旅先であって、子供にとっては小さな思い出でしかない。

さて残った下のこどもは、いつまで親元にいてくれるのか。この子がいなくなった後は、どんな生活をしようか、それはまた楽しみでもある。

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